株の日記 2021年 まとめと反省

投資日記

2021年の成績

2021年は自分にとっての株式投資初年度。
2021年6月から本格的に株式投資を始めました。
月ごとの成績です。
(手数料などは含んでいません)

6月:-92,500円
7月:-248,950円
8月:-8,400円
9月:+90,100円
10月:-50,600円
11月:+45,000円
12月:+16,500円

2021年 Total:-248,850円

振り返り

証券口座は開いていたものの、主な取引は投資信託の積み立てで株式投資はほとんどやっていませんでした。
退職を機に、本格的に株式投資を行うことにしました。

6月、7月は毎日1~2万円の利益を積み上げていこうと考え、デイトレードをやっていました。
なぜデイトレードをやり始めたかというと、長期保有で2倍、3倍になる株を探すよりも
日々少しずつ値幅をとって少しずつ利益を積み上げていったほうが、手っ取り早くお金を
稼げるのではないかと思ったからです。
ところが実際にデイトレードをやってみると、コツコツドカンで損失を積み上げてしまい、
小幅な利益をとることも、素人が簡単にできることではないと思い知らされました。

7月はデイトレードでのマイナスに加えて、何となくの割安感で数銘柄の株を買ってしまい、損失が拡大しました。
何となくというのは、上昇していた銘柄が一時的に下落している局面があり、押し目だと思って買いました。
しかし、そのほとんどの銘柄はそのままズルズル下がってしまい、損切となりました。
ここでの教訓は、何となくで買ってはいけない、どんな場合でも買う根拠を明確にする、
割安感ではなく今後の動きをしっかりと考えたうえで買う、といったところでしょうか。
雰囲気トレードで勝てるほど甘くはないということですね。

6,7月の反省から、8月はバーチャルでデイトレードを行い勉強しなおすことにしました。
そのため実際のトレードはほとんどしませんでした。
しかし、バーチャルデイトレードでも成績は良くなく、根本的な戦略の見直しが必要だと考えるようになりました。

9月はテクニカル分析を中心にやってみようと思い、チャートの形から買う銘柄を決めていきました。
その中の1銘柄が、買った直後に好材料の開示情報が出されるということがあり、10万円ほどの利益を得ることができました。
ただ、ちょこちょこ損切りしたり、下がっている銘柄の逆張りで失敗したりと、思ったほど利益を伸ばせませんでした。
一番の反省は、10万円の利益を得たことは良かったものの、利確タイミングとしては決して良くなかったということです。
自分が想定していた上のラインで利確できず、少し下がってもまた上がるはず、と安易に考えてしまい
利確が遅れました。
値上がりした時の頂点で利確できないのはしょうがないとして、この時は自分がこのラインまで来たら売ろうかな、
と考えていた所でしっかりと利確できなかったことが反省点です。
判断の遅れが利益を減らすことになりました。

10月も引き続きテクニカル中心でやっていこうとしていました。
しかし、2つの失敗をしてしまいました。
1つは、またしても安易な逆張りで損を出してしまったこと。
逆張りをした理由が根拠が不明確な割安感でした。
以前の失敗を繰り返してしまうという最低最悪な失敗です。
もう1つは、ある銘柄で損切タイミングを逃してしまい、含み損を抱えたままにしてしまったことです。
損切をし損ねた理由は、買った直後に大きな下落を食らってしまい、瞬時の判断ができなかったからです。
数万円の損を恐れて切れなかった結果、ただただ膨れ上がっていく損失を見ているだけとなってしまいました。
さらにダメだったのが、すぐに反発するかもしれないという甘い考えでナンピンしたことです。
最終的に信用余力をほぼすべて使って買い下がりました。
10月はそんなこともあり、月の後半は取引をせず、なんとか損が小さくなってほしいと祈っているだけでした。

含み損を抱えたまま11月に入りました。
本来ならとっとと損切りすべきでしたが、その銘柄が11月に決算発表だったので、そこでの値上がりにかけることにしました。
一時は追証寸前まで含み損が膨らみ、心が折れかけていましたが、最後のチャンスでかけていた決算跨ぎでストップ高となり、損を回避することができました。
ただ、この取引は大失敗であり、反省点がたくさんありました。
①最初の下落で即損切ができなかった。
②根拠のないナンピンをした。
③下落後、一度反発して損失が少なくなったところがあったが、そこでも損切りできなかった。
 (もっと上がるかもという淡い期待を抱いてしまった)
④一転して含み益になったが、最大80万円程の含み益があったにもかかわらず、最終的に10万円程の利確となったこと。
結局のところ、この反省点の原因は事前の想定がしっかりできていなかったということです。

10月~11月の決算期では、好決算の銘柄が決算発表後に大きく上昇するということが、よく見られました。
この頃から、重視すべきはファンダメンタルズか?と考えるようになり、決算短信をはじめとした開示情報や、
企業業績を見るようにしていきました。
10月に四季報も初めて買いました。(最後まで読み込むことはできませんでしたが…)
11月~12月は業績の良い企業を調べながら、慎重に買いにいきました。
慎重にいった結果、損が減ったのは良かったのですが、損を恐れすぎて取れる利益を取れなかったということが何回かありました。
必要なリスクを取れなかったことが12月の反省点です。

2022年に向けて

2022年も引き続きファンダメンタルズ分析を中心にやっていきたいと思います。
業績の良い企業を買っていくというスタンスです。
自分にとって今のところ1番勝ち目がありそうなのが好業績企業を買っていく順張りなので、
当面はそのまま継続していきたいと考えています。
ただ、めちゃくちゃ時間がかかるので、ある程度企業を絞るまでは苦行です。。。
でも実はここに勝ち目があると思っていて、面倒くさいこととか大変なことって皆やりたがらないんです。
開示情報読んだり、決算資料読んだり、企業情報調べたり、投資する人ならやってて当たり前と思ってたんですけど、
実際はやっている人そこまで多くないんじゃないかと思ってます。
勝っている投資家が目立っているから皆やっているように見えるだけで、大部分は面倒くさいことやらないから
あまり勝てていないのではないかと。

ということで、2021年の反省から2022年にやるべきことは、
①企業分析をしっかりする。
②分析結果を基に、今後の値動きを想定して投資をする。
③損失リスクを恐れすぎずに、とるべきリスクはとる。
④利確も損切りも、自分のポジションではなく客観的な目で見て上がるか下がるかの判断をする。
⑤ボラティリティが大きい銘柄に気を取られ過ぎない。自分の時間軸で投資できる銘柄を選ぶ。

⑤のところですが、日々1000円とか動く銘柄があると、100株でも買っておけば10万円利益出せる
とか考えちゃうんですけど、下手くそがそれを取りに行ってもほぼほぼ養分になるだけなんです。
ラッキーパンチが当たることもあるとは思いますけど。
だから、そういう誘惑に負けずに自分が勝てる期待値の高いところで勝負するのが大事だなと思ってます。
ゆくゆくはデイトレも勝てるようになりたいし、ショートでも利益出せるようにしたいですけど、
今は欲張らずに、コツコツと取れるところを取っていきたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました