会社を辞めるまでの話

日々のこと

会社勤めをしている人であれば、一度くらいは「会社辞めようかな」と思うことありますよね。

給与の不満、評価制度の不満、上司に対する不満、人間関係の不満、通勤の不満、経営陣への不信感など上げればきりがありませんが、こういった会社への不平不満を持ちつつも中々辞められないものです。

僕もそうでした。

そんな僕がなぜ会社を辞めるに至ったのか、その経緯と感じたことを書いていきたいと思います。

日々積もっていった会社への不満

まず、入社してからの10数年の間に溜まっていた不満があります。

①人事考課の不透明さ

これはどこの企業でも、サラリーマンなら誰しも感じるところだと思います。

僕の勤めてる会社では年3回(実質2回みたいなものだけど)上司と面談があり、その年度の目標や相談事などを話す機会がありました。

目標は全て達成し、面談でもよくやってると言ってくれていたのに最低評価をつけられた時があり、 相対評価だったので仕方がないとしても他の人と比べて何が足りていないとか、もっとこういうことをやってほしいとかちゃんと説明してだめならだめって評価をしてくれよ、と。

最終的に言われたのが「アピールが足りない」でしたから(笑)

理由もわからず低評価って、何頑張ったらいいんだってなりますよね。

②仕事量の差

これはどの企業も、かは分かりませんが多少なりともある問題だと思います。

要は全体の業務量が把握できていないため、特定の人に仕事が偏ってしまうことです。

本来は管理職が全体の業務量を把握して、部下に適正量の仕事を振れれば良いのでしょうが、主業務であるはずのマネージメントができていないという状況でした。

能力の問題もあるとは思いますが、会社の体制として個人任せなところもありました。

あと、そのような状況を分かっていながら忙しい人を積極的に助けようとしないベテラン社員。

本当に嫌気がさします。

③会社の危機管理能力のなさ

企業にとって一番大事なことだと僕が思っていること。

それは想定外の事態が起きた時にどのように対処するか、という危機管理能力です。

昔の仕事で常に危険予知をして最悪の事態を想定する、先を読むということをやってきた身としては、行き当たりばったりの会社の対応には疑問しかありませんでした。

地震や台風、豪雨などの自然災害が度々発生するなかで常に後手後手の対応で、会社の指示はどうにも動けなくなってからばかりでした。

業務に関しても、先を読んでの人員配置や業務管理が全くできておらず、その場しのぎの対応ばかりでした。

それでも会社の業績が悪化しているわけではなかったので、まあ仕方ないかと諦めていました。

コロナ禍で会社の状況が一変

今まで仕事で嫌なことがあったり、辞めたいなと思っても辞めなかった理由。

それは会社の業績が安定していたからです。

決して給料が高い会社ではないけれど、残業代は全額支払われ、毎年賞与も一定額出ていたので年収としては世間一般の平均額くらいにはなっていました。

ところが、コロナ禍により仕事量が激減し、会社の業績が悪化してしまいました。

その結果、まず残業をすることがほぼなくなったので残業代が減少しました。

さらに、今後の業績の見通しも良くないということで、2021年度は賞与が出ないことになりました。

悲しいことに残業代と賞与がなくなると、年収が300万円台になってしまうんです。

キャリア10年以上の30代後半が年収300万円台はさすがに厳しいなと思いました。

また、会社として業務拠点の見直しをするなかで、僕が今まで担当していた業務を別拠点で行うことになり、今後どのような仕事に携わっていくのかもわからなくなりました。

担当していた業務に関わる知識やスキルを磨き、今後のキャリアアップにつなげたいと考えていただけに、担当業務変更は将来のことについて悩み始める1つのきっかけになりました。

それでも他にやりたいことがあるわけではないし、特別なスキルがあるわけでもないので、すぐに会社を辞めようとは考えておらず、仕事を続けながら将来のことを考えていこうと思っていました。

ところが、会社がずっとやらないと言い続けていた希望退職が行われることになり、僕の気持ちは揺れました。

辞める決意をするまでの葛藤

会社が提示した希望退職の期限は2週間でした。

それまで何の連絡もなかったのに、いきなり希望退職をやりますっていう連絡があり、今日から2週間後までに希望の人は申し出てください、という何とも不信感を増大させることをしてくれたんですけど、実は転勤することが決まっていたため、2週間後には引っ越す予定になっており僕には実質1週間しか考える時間がありませんでした。

以前から希望退職があれば手を挙げたいなと考えてはいたものの、いざ辞めるとなると、すぐには決断はできませんでした。

とはいえ引越しが迫っていたため、限られた日にちの中で決断しなければなりませんでした。

本当はいろいろな人に相談をしたり、転職市場の状況を調べたり、熟考したうえで決断をしたかったのですが、とにかく時間がない。

時間がない中で何人かの人に相談したり、ネットで情報を調べたり、1週間悩みぬきましたが最終的に思ったことは、納得できない後悔はしたくない、ということです。

もちろん、後悔しないに越したことはないのだけれど、会社に残って、あのとき辞めておけばよかったと後悔するのと会社を辞めて、職が見つからない等うまくいかずに後悔するのとどちらが自分が納得できるかを想像したときに、圧倒的に後者だったんです。

あと、今の仕事を続けることは楽ではあるのだけど、このまま楽していていいのかと。

安定はしているけど低空飛行のまま。

この状況を変えたいという思いがありました。

普段考えすぎなくらい考えて、なかなか行動に移せないタイプなので逆にこの短時間で決めなくてはならない状況が、考え過ぎずに決断できていいのかもしれない。

自分を信じてみよう、と思いました。

1週間後、僕は退職届を提出しました。

退職届を出して感じたこと

退職届を出すまでは、このまま会社に居続けても収入減るし、次の職探しはまあ何とかなるだろうと軽い気持ちで考えていたのですが、実際に出した後は、急に不安と寂しさでいっぱいになりました。

数年は会社の状況は厳しいままだろうと考えていたのが、急回復するんじゃないかと思ったり自分のことしか考えていなかったのに、周りの人に迷惑をかけてしまうのではないかということが気になったり、退職届を出す前と後ではこんなにも気持ちが変わるものかと自分でも驚くほどでした。

でも一番感じたのは、10数年同じ職場で働いてきた仲間と、もう同じ場所で働くことはないのだなという寂しさと、みんなが苦しい状況の中でがんばろうとしているのに、希望退職とはいえ自分の意思で会社を辞めるということの申し訳なさでした。

退職届を出す前は全然そんなこと考えていなかったのに、自分でも不思議でした。

僕はもともと社交的なほうでもないので、たくさんの人とかかわってきたわけではなかったんですけどそれでも仕事が大変な時に助けてもらったり、支えてくれた人たちがたくさんいました。

そして僕が会社を辞めることを知って、残念がってもくれました。

そういった人たちに十分な恩返しができていないまま、会社の状況が厳しいときに辞めるというのは人として正しい判断なのだろうか。

苦しんでいる仲間を見捨てて、自分だけとっとと逃げようとしているのではないか。

日々自問自答を繰り返し、悩み、苦しみました。

そして、仕事なんて探せばいくらでも見つかるだろうと思っていたのに、いざ探してみるとやりたい仕事も希望する条件の仕事も決して多くないという現実を目の当たりにして、もしかして二度と正社員として働くことはできないのではないかという不安に襲われました。

一時は土下座してでも退職届を撤回させてもらえないか、人事部に交渉しに行こうかと考えたほどです(笑)

そのような苦悩と不安に押しつぶされそうで、あまり生きた心地のしない数週間が過ぎなんとか最終出社日まで勤務しました。

最終出社を終えて

今まで退職していった人たちは、みんな最終日にはスッキリした気持ちだと言っていたので僕も最後にはスッキリした気持ちになれるのかと思っていたけれど、モヤモヤしたままでした。

やっぱり慣れ親しんだ場所や人と離れるのは寂しいものなんだなあと、実感。

あと、今後のことに対する不安。

でもせっかく新しいことに挑戦できるチャンスを得たのだから、恐れずに前に進んでいこうと思います。

不安になるのは自分の覚悟が足りていないだけ。

楽な道ではなく、挑戦する道を選んだ自分をちょっとだけ褒めてあげて、あとは腹くくってやるしかない。

元々は転職を考えていたんですけど、転職先を探す中で自分がやりたい仕事はあまりないということに改めて気づき、個人で稼ぐということを考えようと思いました。

個人で稼げれば、時間や場所にとらわれず、会社の都合に振り回されることもなく生活できる。

そんな自由な人生を送れるチャンスなのだから、挑むべきだと。

たとえ職が見つからなかったとしても、個人で稼ぐことがうまくいかなかったとしても、アルバイトでもブラック企業の仕事でも何でもして生きていくことはできるのだから。

だから今は後悔していません。

死ななければそれでOK。

毎日を楽しみます!

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